月別アーカイブ: 2025年9月

駐日デンマーク大使講演会@明治大学のご案内

2025/10/03 meijinowページも公開されました。

https://meijinow.jp/meidainews/global/123185

昨年11月にデンマーク国際シンポジウムを開催しましたが、今年は10月27日(月)に明治大学駿河台キャンパスで駐日デンマーク大使講演会を開催することになりました。11月13日18時〜20時にも立教大学池袋キャンパスでも同様のイベントを開催することを予定しています(こちらも後日案内させていただきます)。

今回のイベントは駐日デンマーク王国大使館、明治大学政治経済学部経済学科との共催、日本デンマーク協会の後援となります。テーマは「EU・デンマークの政治経済の未来」で、駐日デンマーク王国大使のヤール・フリース=マスン氏をお招きします。私はコーディネーターとして司会・討論を行います。対面・オンラインのハイブリッド形式で、英語・日本語の逐次通訳で行います。ぜひともご参加いただければ幸いです。


講演会の詳細は以下の通りです。詳細は添付のパンフレットを御覧ください。

テーマ:EU・デンマークの政治経済の未来

日時:2025年10月27日(月)16時〜17時半

会場:明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント1階 グローバルホール

https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

逐次通訳あり(英日)、事前登録制・参加費無料。

申込は以下のURLよりお願いします。

https://bit.ly/421Mfa2

趣旨:

この度、駐日本デンマーク大使の講演会を、倉地真太郎研究室、駐日デンマーク王国大使館、明治大学政治経済学部経済学科共催、日本デンマーク協会後援により開催することになりました。駐日デンマーク大使ヤール・フリース=マスン(JARL FRIJS-MADSEN)氏が明治大学駿河台キャンパスで、EU、デンマークの政治経済の未来をテーマに講演をします。「電子政府」、「再生可能エネルギー」、「高福祉」など昨今世界の注目を集めるデンマーク。2025年にEUの議長国となったデンマークは、EUや世界の経済・政治でリーダーシップを発揮することが期待されています。講演会の後半では、大使と明治大学の学生が直接語り合う場も用意しています。大使とともにEU・デンマークと日本の未来について考える、またとない交流の機会となることを期待しています。皆様のご参加をお待ちしております。

登壇者:

ヤール・フリース=マスン (駐日デンマーク王国大使)

2006年:デンマーク外務省貿易投資局長

2017年:駐オランダ大使

2021年:駐ノルウェー大使

2024年:駐カナダ大使

倉地真太郎(コーディネーター)

明治大学政治経済学部准教授。財政学。北欧・デンマーク財政が専門。

共催:駐日デンマーク王国大使館、明治大学政治経済学部経済学科

後援:日本デンマーク協会

※対面・オンラインに限らず、事前申込が必要です。

駐日デンマーク大使講演会パンフレット(PDF)

財政学教科書(共著)の公刊のお知らせ(2025年10月予定)

2025年10月に財政学入門の教科書(共著)が有斐閣から公刊されます。今回公刊に向けて各章の内容の動画版(Youtube)を出版社さんと準備を進めています(合計28本、一般公開予定)。動画を視聴し、教科書で深堀りし活用してもらえればと思います。

タイトル『Why not?! 財政学 — 超入門からホットイシューまで 財政がわかると社会がわかる! 一番やさしい財政学の教科書』

著者 江成 穣 (京都府立大学講師),倉地 真太郎 (明治大学政治経済学部准教授),佐藤 一光 (東京経済大学経済学部教授),藤原 遥 (福島大学人文社会学群経済経営学類経済学コース准教授)/著

専門用語を極力使わず,教育,年金,医療など日々の生活と財政とのつながりを動画とともにゼロから学べる財政学の超入門書。1章10ページで読みやすく,かつ体系的に学べます。社会の写し鏡としての財政を自分のこととして捉え,考える力を養います。

https://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641200210

目次

序 章 私たちの社会と財政
第Ⅰ部 財政学の基礎理論
第1章 財政と財政学――何を扱う学問?
第2章 よい社会とは何か――ニーズと財政の機能
第3章 公共の財・サービスとは何か――公共財と社会共通資本
第4章 貧困と格差を考える――再分配
第5章 マクロ経済と財政――財政政策
第6章 お金の使い道をどう決めるか――予算と決算
第7章 国民のニーズを予算に反映する――財政民主主義
第Ⅱ部 歳出の理論と実際
第8章 お金の使い方の見取り図――経費論
第9章 ケアを提供する――医療と介護
第10章 人を育てる――教育・保育財政
第11章 社会の基礎をつくる――公共事業
第12章 民間投資を誘導する――補助金・租税・公的金融
第13章 生活を保障する――年金・生活保護
第14章 社会を持続可能にする――児童手当・産休手当・育休手当
第Ⅲ部 歳入の理論と実際
第15章 お金の集め方の見取り図 ――歳入論
第16章 公平な税とは何か―― 所得税
第17章 社会保障を支える安定財源――消費税
第18章 給付の権利を得るための負担――社会保険料
第19章 使う分だけ負担してもらう――自己負担・公共料金
第20章 将来世代の負担か――公債
第21章 最も身近な財政現象――地方財政
第Ⅳ部 社会問題と財政のパースペクティブ
第22章 財政をめぐる4つの立場
第23章 世界経済のなかの財政
第24章 地域に雇用と産業をつくる
第25章 環境をよくするための税制
第26章 環境被害からの救済と責任のあり方
第27章 政治的な合意はどうつくられるのか
第28章 多様な人々とどう連帯するのか
終 章 財政学を社会にどう活かすのか