このたび、創成社より
柏木恵・木村佳弘 編著・宇野二朗・江成穣・木寺元・倉地真太郎・佐藤一光・長野基 著『行財政改革のフロンティア』(創成社)が刊行されます。
本書のテーマは「補助金」です。財政学と行政学のコラボレーションによって、補助金をめぐる理論・制度・政策運営の諸側面を多角的に検討しています。財政学における補助金研究の蓄積を踏まえつつ、地方交付税、国庫補助金、都道府県支出金、ガバナンス改革、さらにはデンマークおよび英国イングランドの事例も取り上げ、行財政改革のフロンティアを考える内容となっています。倉地は1章(共著)、6章(単著)を担当しました。
章立ては以下の通りです。
第1章 財政学における補助金理論の概要と補助金研究の歴史的展開(佐藤一光・倉地真太郎・木村佳弘)
補助金をめぐる財政学の議論を、様々な学派の視点から整理した上で戦前から地方分権改革以後までの論争史を振り返り、補助金が地方自治や中央・地方関係にどのような影響を与えてきたかを分析した。
第2章 地方交付税の変容(木寺元)
第3章 国庫補助金の変容―水道事業を題材として―(宇野二朗)
第4章 補助金のガバナンス改革(長野基 )
第5章 都道府県支出金の財政調整機能―経年変化と事例分析から―(江成穣)
第6章 国際比較からみた北欧デンマークの補助制度(倉地真太郎)
- デンマークの地方財政制度を取り上げ、補助制度の歴史的変遷と制度的特徴を国際比較の視点から検討し、高い自主財源比率、自治体間の協調、財源保障の考え方に注目し、日本との違いを分析した。
第7章 英国イングランドにおける補助制度の現状と今後の展開(柏木恵)
第8章 本書の論旨および研究課題(木村佳弘)
出版社ホームページの書籍ページも掲載されています。
https://books-sosei.com/book/32643.html